今夜メランコリックにて。

指名率95%の人気セラピストのブログだよ。

自己愛性パーソナリティ疑いが強い彼と付き合った話。

こんにちは。
おかめです。
今回のブログは私のちょっとした恋愛話。

自己愛性パーソナリティ障害の疑いが強い彼と付き合った話。

をお届け。
これは実際、現在悩んでいる人・過去悩まされた人
これから出会う可能性もあるお話だと思うので、私の体験の共有です。

まず、自己性愛パーソナリティとはなんぞや?って部分なのですが

過大な自尊心と自信、過度な賞賛の欲求、共感の欠如といった特徴を示すパーソナリティ障害

Wiki 自己性愛パーソナリティ障害より

と言われています。
症状としては

  • 人より優れていると信じている
  • 権力、成功、自己の魅力について空想を巡らす
  • 業績や才能を誇張する
  • 絶え間ない賛美と称賛を期待する
  • 自分は特別であると信じており、その信念に従って行動する
  • 人の感情や感覚を認識しそこなう
  • 人が自分のアイデアや計画に従うことを期待する
  • 人を利用する
  • 劣っていると感じた人々に高慢な態度をとる
  • 嫉妬されていると思い込む
  • 他人を嫉妬する
  • 多くの人間関係においてトラブルが見られる
  • 非現実的な目標を定める
  • 容易に傷つき、拒否されたと感じる
  • 脆く崩れやすい自尊心を抱えている
  • 感傷的にならず、冷淡な人物であるように見える

Wiki 自己性愛パーソナリティより

というもの。
モラハラパワハラ等のDVっ気が強い傾向があるようですね~。

で、何故、人気セラピストでカウンセラーで男に困らなさそうな私が(冗談です笑)
こんな人につかまってんの?!見る目ないんじゃない?!って話なのですが
まずね、彼はすごく堂々として見えるの。
そしてハリボテかもしれないけれど、外見・立ち振る舞い・コレクション・家の状態に美を感じるのよ。
つまり、美意識が高く、センスがよく感じたの。
そして好意の伝え方がめちゃくちゃに情熱的。
プレゼント攻撃から始まり、日々の恥ずかしくなるぐらいの熱烈な長文ライン、
熱心に口説いて口説いて、なんなら口説かれるまで口説くみたいな執着。
ここに私は面倒くさくて嫌になったら別れたらいいや~と思い付き合ったわけです。
実際好意はなかったので、私にすぐ飽きて相手もすぐ冷めるだろう~と思って。

とは言いつつも、彼のようなタイプは初めてだったのよ。
堂々としていて、自分の軸がはっきりあるような。
けれど、実は付き合う前から違和感はずーっと抱えてたのよね。
そしてその違和感が正しいものだと思いだしたのは、本当にわりとすぐ。
この人はえげつないぐらいに人を貶す事が多かった。

・基本的に美意識は高いけれど、高級品・特別思考に囚われてる感じ。
・嬉々としてブランド物や高級金のコレクションを見せてくる。
 そしてそれがいかに価値があるものなのかを語りだす。
・自分程のかっこいい男はいない、男前でしょ?と強く肯定を求めてくるが
 よくよく見ると別にたいしてかっこよくはない。普通。
・過去にグラビアの女と付き合った、こんな人とかかわったとかの自慢。

人に優劣をつける。というか基本的に自分以外は劣っている。
人が自分の足を引っ張る反発する理由は自分に嫉妬しているから。
人は俺の言うことをきけば物事がうまくいくのに、俺のいうことをきかないから失敗している。
身の丈にあった生活や幸せなんていうのは現実逃避にすぎず哀れなこと。
 俺は今までそれを我慢して権力も金を得てきたから、今の暮らしができる。
 だから現実逃避をしている貧乏人は所詮どこまでいっても貧乏人。
俺の事はだいたいの人が理解できない。次元がどうやら違う。
どうも俺はIQが相当高いらしい。人を見極める目もあるし、真実を見極める力がある。
 だから人が何を考えて、何を画策しているかが手に取るようにわかる。
・人の気持ちが分からない。
・俺はなんでもうまくこなせるから、人が何故それができないかがわからない。
 失敗する人の気持ちが全く理解できない。
・恋愛は格できまる。どちらかが格上である。
俺は注目される存在でないといけない。
・俺は人より優れているから、人がついてきて当たり前。
 俺について来たやつは成功するし、ついてこなかったやつはみじめになる。
 だから人は俺のいう事を聞いていれば間違いがない。
 なのについてこないから、馬鹿だよね。大バカ者。
・俺は嫌われ者で、俺の正義は人には理解されない。
 つまり俺はヴィランである。などの発言ばっかりする。
・人に嫉妬されてる、あいつは俺を見下しているといった被害妄想がすごい。
などなど……
聞いていると

 は ?

ってことしか正直なかったのよね。
これを普通に毎日聞かされる。
そしてだんだんと私の仕事や人格についても口を出し始める。

おかめは無難にしか生きられないね。もっとこうするべきなのにもったいないねぇ。
・女神みたいな雰囲気出しておきながら、所詮はしたたかな女なんだね。
 それも悪くないと思うよ?女って感じで。
・俺はね無難が一番嫌いだから、もっと変わって欲しいねぇ。
・俺のいう事聞いたらうまくいったでしょ?誰のおかげ?俺でしょ?
俺みたいな男居ないよ?今まで出会った事ないタイプの男でしょ?
 そんな俺と付き合えたおかめちゃんは幸せ者だよ。
・俺みたいにすぐにおかめちゃんを助けてあげられた男居た?いないでしょ?
 おかめちゃんを一番考えているのは俺だよ。唯一の味方だよ。
おかめちゃんは俺を甘やかして当たり前の存在なんだよー
俺をもっと崇めないとだめだよー。彼女でしょー
・俺みたいな男らしい男、男の中の男ってなかなかいないでしょう。
・俺の思う男のなかの男?それは羽賀けんじだよ。


等々。
それを聞くたびに私は「はぁ……」「そうかな……」「そんなことはなかったけどね」とか言ってたのよね。笑
「俺の男らしい度って100%でしょう」ってきかれた時は
「いやーいって40%じゃない?」って答えたら絶句してたね。笑

彼を本気でヤバいと思ったできごとがあった。
それは私がセラピストの仕事で店側と折り合いが悪くなった時
少しだけ愚痴ったことがあった。本当に軽い気持ちで。
そうしたら彼はすぐに計算をしだし、店を作るといいだした。
私は「え?ただ愚痴っただなんですけど……」と思ったけど、もう遅かった。
話しはあっという間に進んでいった。
そして会う度に立ち上げる事業について話が出た。

・誰のために作ったと思ってるの?おかめちゃんのためでしょう?
・おかめちゃんが作ってって俺に言ったんでしょう?
・今までこんなにおかめちゃんに対してしてくれた男がいた?いないでしょう?
 俺ぐらいでしょ?ありがたいことだよね。
・おかめちゃんが苦しい苦しいって、助けてって俺に言ったんでしょう?
・もう◎◎百万円使ったよー。
 女の為に使ってあげる俺って本当にいい彼氏だよね~。
 こんな彼氏なかなかいないよー?

とか。
いや、頼んでねぇし。
勝手に暴走してなにこの人怖い。
勝手に作っておきながら、頼んでもない事を勝手にやっておきながら
俺すごいでしょ?こんなに彼女の為に動ける俺って称賛されるべき最高の彼氏だよね。
なのに乗り気にならないおかめちゃんっておかしいよね?
誰のためにやってると思ってるの?
もっと俺に感謝してもいいんじゃないの?むしろ感謝すべきだよね。
って言われて、やだー怖い!!!

って印象しかなかった。
ここで私が「頼んでないし、しないよ」っていうと

じゃぁどうやって生きていくの?今のままやっていけると思ってるの?
・俺が準備した店で稼いでお金持ちになったらいいじゃん。
 自分でそれができるならいいけど、できないでしょ?
・月の報酬、◎◎万円出すよ~

とかいうわけ。
なんというか、今の私のセラピストとしての価値は低いんだということを話したうえで
俺が準備した環境に身を置けば、ぐっと価値は上がるんだ っていう話。
その新事業の話もコロコロと状況が変わったりして
あ、これは虚言っぽいなって思ったの。
実際の所、本当は何も用意してないんじゃないかとか
結局私がこれにのったところで、話を先延ばし先延ばしして最終的になかったことにするんじゃないかとか
直感的に、このタイプの人は自分自身に戻ってくるものが大きくなければ
リスクをとる選択をしないように感じたの。
ただ、その時の称賛や周囲から「彼女の為にそこまでするなんていい男だね」っていう実績が欲しいだけで、その実績は架空だとしても話をしたという事実があればいいわけだから。
彼の中で私に「店作るよ」と言った時点で、店は実際作らなくても……というか、店ができなかったとしたらそれは乗り気じゃなかった私のせいであって
彼は周囲に話した時には彼女の為に店を作ったいい男なのに彼女が潰したっていう事実になるのかなと予想した。
きっとそう周囲には話すのだろう。

彼と私の相性は恐らく最悪で
私は結構ポジティブ思考な部分が強くて
特に人との出会いに意味を見出すようにしている事からも
相手に何か批判や酷評をされても、それをプラスに変換して吸収するくせをつけてるのね。
だから彼の批判もいったんは聞いたうえで、自分のプラスになりそう!ってところだけを汲み取って吸収する。
それで実際、指名率はより安定した。感謝している。
あとは自分を第一に優先するという癖もつけてるから、
彼の人を操作する・従わせる・自己愛を満たす為の称賛を求める
みたいなのが、私にはあまり効かなかった。
というか、それらを全て感じてたのね。
あ、この人はプライドめちゃめちゃ高いけど自己肯定感が本当は激脆なんだろなぁ~って。
こうやって人を見下して、人を堕として、貶さないと自分を保てないタイプなんだ~
って思ったのよね。

自分自身の能力や言動以上に人から称賛を得たい・評価を求める事も不思議だった。
まだ付き合って間もない時、私が母親と食事で久々に会ったのだけど
それを話すと「俺の事なんて言ってた?」「やっぱり高く評価してたでしょ?」「若いのに立派とか言ってたでしょ?」とか聞いてきて
その時に、あ、やばーいってナチュラルに想った。

私が彼を自己愛性パーソナリティと疑い始めたきっかけは
カウンセラーでもあるので、「あ?この人やばめ?」と思ったら冷静に分析して、いったん仮説としてたてたうえで接するのだけど
症例としてビンゴだったというか、それより先にDV気の強さに私の赤信号が点滅しまくってたのよね。

この人やばいですー!!!!逃げて!!!!

って。
ということで、交際3か月で別れました。
この期間、めちゃめちゃストレスが高くて全然楽しくなかった。


私はわりと哲学的に物事を考える事が好きで、軽い話し合いも好きなのね。
彼のいう筋の通ってない話や、彼の思想や理想論にも
「どうして?」「それってつまりこういうこと?」「それはちょっと筋通ってないよね」「それはね、◎◎ではこういわれてるね」「それの証拠はどこにあるの?何から引用してその話になってるの?」「その話面白いね。できれば具体例をもっとあげて詳細に話を聞かせて」とか平気で聞いてた。
間違ってることに対しては「おかしくない?」「それは被害妄想すぎない?」「ちょっと話の筋がずれてるね」とか。
自己性愛パーソナリティの扱いとしては、怒らせるような事たくさん言ったと思う。笑
だから、別れて二か月だった今でも連絡が来て、ネチネチと攻撃されてるのだと思う。

私は本格的なカウンセラー業はしてないし
医療の面では全く専門外なので、治療とかはする気もないしできないのですが
ただただ、その彼の脆さに考えるところはやっぱりあってね。
同情心とかではなくて、人の精神・心・人格の奥深さとともに儚さというじゃ切なさというか、そこにはすごく惹かれるものはある。単純に興味だよね。
彼が幼少期から何に執着して、何を望んで、何を欲して、それを持ってもどんなこれまでを歩んできたのかの背景を考えると
彼の今ある人格は、必ずしも彼が望んでうまれた人格ではないのだなぁと思ったのです。
幼少期の彼は、ただただ親の愛を欲しがるそこらの子ども達と全く一緒で
穏やかで温かな家族の団らんを幸せだと感じる環境を望んだと思うんだよ。
でも、そうじゃなかったが故に、彼がたまたま生きた環境が、
選択せざるを得なかった環境が、結果的にこうして彼の人格の根底に築かれた。
私は彼と接してめちゃめちゃストレスを感じたし、恐怖も感じた。
こいつとは二度と関わらねぇ!!!!と思ってる。
残念ながら。
でも、彼は彼で私には理解しえないストレスや恐怖を感じているんだと思うんだよね。
まぁそれを私が和らげようとかは微塵も思わないから、境界線をひくのだけど。

という感想を持った。


でもまぁ、関わらないのが一番と思う。
一緒にいると、否定・批判をたくさん浴びる。
パートナーになることは、相手のそういったターゲットになるという事。
相手はとても言葉巧みにあらゆる心理術を使って洗脳しようとしてくる。
こんなに気がつよい私でも、正直批判・否定されて泣いたことがあった。
「知り合って間もないあんたにそこまで言われる筋合いはない」
「何もわかってないくせに、分かった口調で見抜いた口調で語るな」
「人の親や友人を軽く馬鹿にしないで。あなたのやってる事はクソだ」
って訴えた事があった。
逆に知り合って間もない相手にここまで強く反発できる私もやべぇ女だと思ってる。笑
その都度、ちょっと慌てて反省して見せるし、優しい言葉を言ってくる。
でも数日後…いや数時間後…下手したら数分後には戻ってる。
理解はされない。
だから、心を穏やかに保って精神衛生をよくしておきたいなら
関わらない方がいい。
逃げれるなら逃げた方がいい。
恋愛依存体質の人はなおさら。



そんな感じかな。
体験談としては。
現在もつきまとわれてはいてるけどね!
無視してる。
たぶん、すぐにターゲットが変わる。
一人じゃいられないし、私は相手を称賛しないから。
あと、嫌がらせをする隙が無い。
家も教えてないし、仕事も店に連絡しようものならこっちも相手が不利な情報をたくさん持っているから。
私がトラブルにあたる度に弁護士を雇う事も知ってるから
証拠をたくさん残したまま、私には手は出せないと思う。

ほんと、好奇心とか押しとかで付き合ったらだめだね~笑
自分の事馬鹿かと思ったよー!
でも学びも多くあったからね!悪くはなかったよ!

自己愛性パーソナリティとの恋愛で困ってる人のお役に立てれば。


では♪


おかめ